在宅での副業をはじめようと思ったときに、まずはクラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどへの登録を検討する人も多いはずです。
実際、これらのクラウドソーシングサイトの利用者数・登録者数は、在宅ワークを希望する子育て層の女性やシニア層を中心に2012年頃から増え続けています。
この記事では、クラウドワークス・ランサーズ・ココナラのサービスの特徴や手数料、サポートなどを比較しています。
「はじめてクラウドソーシングサイトを登録するんだけどどこがいい?」
「それぞれどんな違いがある?」
このような悩みが解決できます!それぞれの特徴を知って、目的に合ったクラウドソーシングサイトで在宅ワークの仕事を探してみましょう。
- クラウドワークス、ランサーズ、ココナラそれぞれのサービスの特徴
- システム利用料の比較
- サービスのメリット・デメリット
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラは何が違う?
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラは、クライアントワークを中心とした、在宅での仕事の受発注ができるWebサービスです。基本的には業務委託契約による仕事が多く、企業や事業主が発注した仕事を、フリーランスまたは副業をしている個人が受注します。オンライン上で契約から納品、決済までが完結できるというメリットがあります。
クラウドワークスとランサーズにおいては、いずれも受注者が案件に応募して契約することで、仕事の受注に至ることが多いです。実績がついてくると、プロフィールを見た企業からのスカウトによる仕事の獲得も増えてきます。
実際に案件を探してみて感じたことは、クラウドワークスの方が、より初心者の案件探しに適しているということです。
ランサーズでは、発注する企業が予算の大きな企業であることも多く、求められるスキルも高い傾向にあります。ある程度の実績を重ねてからの方が仕事を受注しやすいかもしれません。
一方で、ココナラはいわゆる「待ちの営業」が主流です。仕事を受けたい人がスキルを出品し、仕事を依頼したい人が発注者を選び契約します。
ココナラで仕事の依頼を受けるには、得意なことや専門性のあるスキルが必要となります。しっかりと稼ぐためには中級以上のスキルが求められることが多いでしょう。
それぞれの特徴・サービスについて比較してみる
サイト名 | 主なサービス内容 | 傾向 | 特徴 手数料・サポート |
---|---|---|---|
クラウドワークス | 仕事の受発注ができる (固定報酬/時間単価) 受注方法 ①制作物の提案(コンペ形式) ②短時間の仕事ができる(タスク形式) | 初心者におすすめ 初心者OKの案件が豊富(データ入力、アンケートなど) | 手数料 報酬金額の5%〜20%(税抜) サポート ・悪質な案件の撲滅 ・適正報酬の取引促進 ・音信不通時のサポート ・優良クライアントの可視化 |
ランサーズ | 仕事の受発注ができる 受注方法 ①募集への提案(プロジェクト) ②制作物の提案(公開コンペ) ③パッケージ出品(発注者から選ばれる) | 中級者〜におすすめ 高単価な案件が豊富 長期契約を希望するクライアントが多い | 手数料 契約金額の15%(税抜) サポート ・仮払い制度 ・クライアントプロフィール機能 ・依頼アドバイス機能 ・クライアントへの仕事ガイドライン提供 ・認定ランサー制度 |
ココナラ | 仕事の受発注ができる (継続型/単発型) スキル出品 | 中級者〜におすすめ 得意なことや専門性のあるスキルが必要 長期契約を希望するクライアントが多い | 手数料 受け取り金額の20%(税抜) サポート ・安心安全決済システム ・サービスのパトロール ・取引評価システム ・出品者ランク制度 ・適切な個人情報管理 |
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラにはそれぞれに特徴や傾向があります。
ここでは、特徴やサービスの違いを比較してみましょう。
クラウドワークスのサービス概要
クラウドワークス
- 登録者数600万人以上、登録クライアント数95.6万社(2023年末時点)
仕事の受注形式
- プロジェクト形式(一般的な案件応募形式)
- コンペ形式(作品応募)
- タスク形式(契約手続きなし)
受注できる仕事
システム開発、ホームページ制作・WEBデザイン、動画編集、営業、Webライティング、事務など。とくに事務・バックオフィス系の仕事が多い傾向です。
クラウドワークスについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
ランサーズのサービス概要
ランサーズは、フリーランスなどの在宅ワーカーと、企業・事業者をつなぐオンラインのプラットフォームです。比較的高単価な案件が多く、長期契約を希望するクライアントが多いのも特徴です。
- 登録者数110万人以上(2023年時点)、クライアント数35万社以上。クライアントには大手企業や官公庁も含まれています。
仕事の受注形式
- タスク方式
- コンペ形式
- プロジェクト
- パッケージ(ワーカー自らスキルを出品する)
受注できる仕事
システム開発、WEB制作、WEBデザイン、ライティング、営業、マーケティング、事務など。WEB制作やデザインの仕事が多い傾向です。
ランサーズについてはこちらの記事も参考にご覧ください。
ココナラのサービス概要
ココナラ
- 登録者数400万人以上(2023年8月時点)
仕事の受注方法
- サービス出品
- 単発/継続の仕事への応募
- 記事やコンテンツの販売
- エージェントに登録
受注できる仕事
WEB制作、WEBデザイン、ライティング、ビジネス代行、プログラミング、イラスト、電話占い、オンラインレッスンなど。豊富なカテゴリでニッチな分野での仕事も受注しやすい傾向です。
ココナラについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
システム利用料の比較
クラウドソーシングサイトは、プラットフォームの提供のほかに発注者と受注者のトラブルを防ぐための様々な対策を行ってくれています。たとえば、トラブルが起こりやすい報酬の支払いに関するやりとりも、サイト側が仲介して行ってくれるので安心して仕事ができます。
これらのサービスに対する料金は、報酬を受け取るときにシステム利用料・手数料として支払わなければなりません。
ここでは、それぞれのシステム利用料について比べてみます。
クラウドワークスのシステム利用料
クラウドワークスでは、報酬額によって支払うシステム利用料はちがいます。
報酬額 | システム利用料 |
---|---|
10万円以下 | 20% |
10万円〜20万円以下 | 10% |
20万円以上 | 5% |
タスク形式 | 20% |
ワーカーの受け取り金額計算例:
ワーカー受け取り金額=(契約金額+消費税)ー(システム利用料+消費税)ー 契約金額の消費税
ランサーズの手数料
ランサーズでは、ランサー(ワーカー)とクライアントそれぞれに手数料がかかります。
ランサーは契約金額の16.5%(税込)、クライアントは契約金額の5.5%(税込)をシステム手数料として支払う
ランサー受け取り金額= 契約金額ーシステム手数料(16.5%)
振り込み手数料は無料
ココナラの手数料
ココナラでは、取引の完了後、出品者は販売時の手数料として22%(税込)が報酬から差し引かれます。
出品者の受け取り金額= 販売金額ー販売金額×22%
それぞれのサービスのメリットとデメリット(受注者側)
受注者側からみたクラウドワークス、ランサーズ、ココナラのサービスのメリットとデメリットは次の表で比較できます。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
クラウドワークス 在宅で副業をはじめる人におすすめ | 初心者の案件、単発での仕事が豊富 会員登録がしやすく始めやすい 安心のサポート | 低単価になりやすい |
ランサーズ フリーランスのキャリアアップを目指している人におすすめ | 予算の大きな企業が多い 長期契約を希望する発注者が多い 安心のサポート | 仕事の獲得にはプロフィールの充実が必要 |
ココナラ 得意や専門的なスキルを使って在宅ワークしたい人におすすめ | 自分の得意やスキルが活かせる 長期契約を希望する発注者が多い 安心のサポート | 仕事の獲得には得意や専門性のあるスキルが必要 |
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラは、同じように在宅の仕事が探せるサービスですが、それぞれのサービスの特徴やメリット・デメリットから、おすすめの対象となる人は異なってきます。
どのような目的で仕事探しをするかによって、適したクラウドソーシングサイトが利用できるといいですね。
まとめ
クラウドソーシングサイトのクラウワークス、ランサーズ、ココナラについて比較しました。
これから在宅ワークを始める人におすすめのサイトは「クラウドワークス」です。
- 全体的な案件数が多い
- 初心者から取り組める仕事も多数募集されている
- プロフィールも記入しやすく登録がしやすい
といった理由があります。
クラウドワークス
ランサーズは、フリーランスとしてキャリアアップをしていくときにおすすめです。
- 長期契約を希望するクライアントが多い
- 予算の大きな企業からの依頼が受けやすい
これらの特徴があります。
ランサーズに会員登録する
ココナラは、得意やスキル、専門性を活かした在宅での仕事がしたい人におすすめです。自らがスキルを出品して仕事を受注するスタイルのサービスです。
- 自分の得意なことや専門性のあるスキルが活かせる
- 長期契約を希望するクライアントが多い
このような特徴のあるサービスです。
ココナラ
自分の目的に合ったクラウドソーシングサイトに登録して仕事を探してみましょう!