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リスキリングで何を学ぶ?迷う人は無料講座からはじめてみよう

リスキリングで何を学ぶ?迷う人は無料講座からはじめよう

少子高齢化が進む日本では、デジタル化に対応できるITスキルのある人材育成が急務とされています。国や自治体、企業が一体となって「リスキリング」「アップスキル」を推奨しています。

とはいえ「何をリスキリングすればいいの?」「自分には何が向いている?」と、何を学べばいいかわからない…という人も多いはずです。

本記事では、リスキリングで何を学ぶか迷っている方に向けて、転職市場で需要のあるITスキルと、スキルを無料で学べるおすすめサイトをご紹介します。

この記事でわかること
  • 転職市場で需要が高いITスキル
  • 無料で学べるオンライン講座
目次

リスキリングとは?

リスキリングとは、企業のデジタル化で求められるITスキルを学び、習得したITスキルを実践できる新しい業務につくことです。

本来リスキリングは、企業が自社の社員に向けてITスキルを学ぶ機会を提供し、社内の業務でスキルを実践し活躍してもらうことを目的としています。

リスキリングは、本来企業内での社員教育の一環として行われていたよ。内容は、ITスキル習得のセミナーやオンライン講座受講など。

しかし、日本では実際に社員のリスキリングに取り組む企業が少ない状況です。

そんな中、キャリアアップをしたい個人が、政府のリスキリング支援の補助金などを活用し、オンライン講座などで学ぶ「リスキリング」が増えています。

個人がリスキリングをする理由は、転職や副業を目的としたスキル習得が多いようです。

▼リスキリングについて詳しくはこちらの記事をご覧ください

転職しやすい需要が高いITスキル

個人のリスキリングでは、成長産業であるIT分野のスキルを学ぶ人が多い傾向です。とくに転職市場で需要が高いITスキルは次の通りです。

プログラミング

プログラミングは、AIに代替されて需要がなくなるという意見もありますが、AIが使えるプログラマーの需要はなくなりません。むしろ、今後ますます求められる可能性があります。

システムやアプリ開発、AIを活用した業務の効率化・自動化ができるエンジニアは、多くの企業にとって魅力的な人材です。

参考:女性エンジニアのキャリアインタビュー!現場のリアルな仕事内容や働き方

プログラミング言語は多種多様で、目的に合わせて選びます。

プログラミングの学習には向き不向きがあるため、まずは無料の学習コンテンツで基礎を学び、挫折せずにできるかどうか判断してみるのがおすすめです。

参考:未経験からエンジニアになるための具体的なステップ

さらに実践的な知識を得るためには、オンラインスクールなどの講座受講がおすすめです。リスキリングを目的とした講座では、政府の補助金や給付金が活用できるので受講料が最大64万円お得に学べます。

参考:リスキリング転職で活用したい最大64万円の補助金・給付金

WEBマーケティング

WEBマーケティングは、WebサイトやWeb媒体を使った集客・販売をする仕事です。商品やサービスを顧客に届けるための調査や分析、施策を行います。

主な施策には、

  • SEO
  • Web広告
  • コンテンツマーケティング
  • SNS運用

があります。

たとえば、膨大なデータをもとに、自社サイトに訪れた顧客が購買にたどりつきやすい動線を考えたり、SEOによる検索上位表示、インターネット広告による認知度アップを図るといった仕事です。

似たような言葉、「デジタルマーケティング」は、WEBマーケティングよりも広範囲なデジタル技術やデバイスを使ったマーケティングです。

  • アプリマーケティング
  • デジタルサイネージ
  • メールマーケティング

など、Webマーケティングに加えてデジタル技術を幅広く使ったマーケティング手法です。

WEBの事業展開が主流となっている今、WEBマーケティングのスキルは需要が高くなっています。

データサイエンス

データサイエンスは、数学と統計学、プログラミング、AI・機械学習の技術を使って大量データを分析・可視化し、企業の意思決定やサービスの改善につながる情報を導き出す手法です。

データサイエンスの領域は、AIを使った売上予測や在庫管理、顧客行動の分析などを行う小売業での活躍だけではなく、医療分野での画像解析や自動運転の物体認識なども含む幅広い分野で需要があります。

データサイエンスで求められる統計学の基礎が学べる講座を、NTTドコモグループが運営する学びのサービスサイトgaccoで、無料受講したときの体験談を記事にしました。ぜひ合わせて読んでみてください。

参考:体験談!「社会人のためのデータサイエンス入門」を受講してみた

AIエンジニア

AIは、さまざまな業務の自動化により、IT業界だけではなく、医療・金融・物流など、あらゆる業種で使われています。AIエンジニアの需要は今後ますます高くなると予想されます。

AIエンジニアとは、AIシステムやアプリケーションの設計・開発・運用をする仕事です。

具体的には、AIモデルの開発やAIを組み込んだアプリやサービスの設計、AIの運用(クラウドやサーバーへのデプロイ、モデルの自動更新、エラーへの対応)などを行います。

必要なスキルは、

  • プログラミング
  • 機械学習
  • データベース操作
  • クラウドサービス活用
  • MLOpsの知識

リスキリングでAIを学ぶメリットについてはこちらの記事が参考になります

無料の講座が充実しているおすすめのサイト

リスキリングを始めるにあたり「何を学べばいいのかわからない…」という人も少なくありません。

学ぶ分野に迷っている人は、まずは無料講座を受講してみることがおすすめです。無料講座では、その分野の基礎が学べる内容になっています。

自分が向いているかどうかの適性判断をするつもりで無料講座を受講してみましょう

ここからは、無料または低価格で基礎が学べるサイトを紹介します。

Grow with Google

引用元:Grow with Google公式サイト

Googleが提供する、ITスキルを学ぶコンテンツが視聴できるサイトです。

初級者向けの基礎編のコンテンツでは、無料で視聴できるプログラムが充実しています。1時間〜という短時間で、大まかな内容が学べるものも提供されています。中級以上のスキル習得は有料になるコンテンツが多いようです。

公式サイト:Grow with Google

動画の内容は、

  • デジタルマーケティング初級
  • AI・機械学習初級
  • Googleのアナリティクス
  • オンライン広告の活用方法
  • テレワークで使うツールについて

などがあります。

コンテンツによっては英語版での配信のみになっているので、日本語版があるかどうか確認しておきましょう。

また、コンテンツの視聴にはCouseraやUdemyのアカウント登録が必要になることがあります。

Coursera

世界の一流大学での講義や企業のコンテンツを視聴できます。動画のほとんどが英語での配信となっていますが、日本語の字幕設定で視聴できる動画もあります。

マナビDX

引用元:マナビDX公式サイト

マナビDXは、経産省とIPAが運営しているデジタル人材を育成するための学びの場です。豊富な講座の中から目的に合った講座が選べます。デジタルの基礎から専門性の高い分野まで幅広い講座が掲載。講座によっては、無料の講座だけではなく有料の講座もあります。

学べる内容は、

  • ITパスポートの試験対策
  • プログラミング基礎
  • はじめてのPython
  • AI/機械学習の初級

など基礎から実践編まで幅広く掲載されています。(有料講座含む)

公式サイト: マナビDX

JMOOC

引用元:JMOOC公式サイト

JMOOCは、ITスキルから教育・医療など幅広い分野での講義が無料で視聴できるオンライン大学講座です。JMOOCで視聴できる動画は、Youtubeやドコモが運営するオンライン動画学習プラットフォームのgaccoで動画が提供されています。

gaccoでは、デジタル分野や経営、ビジネススキルなど幅広いジャンルの無料/有料の講座が視聴できます。視聴するには、アカウントの登録が必要です。

gaccoの無料講座の体験談はこちら

公式サイト:JMOOC

公式サイト:gacco

何を学ぶか迷う人は無料講座からはじめてみよう

最近では、興味のあるスキルが無料で学べるコンテンツが充実しています。

ITスキルの基礎は、Youtubeや無料オンライン講座を視聴することで無料で学べます。何を学ぼうか迷っている人におすすめの学習法です。

個人でリスキリングをする場合は、「今までの経験や強みが活かせる分野」と「成長産業であるITスキル」をかけあわせた分野がおすすめです。

これからのキャリアで磨いていきたいと思える新しいスキルが見つけられるといいですね。

参考:40代女性がリスキリングするなら?市場価値が上がる今学びたいスキル

筆者プロフィール

ライター / ディレクター
女性の働き方・キャリアに関する新しい情報をわかりやすくお届けします。ITスキルを学び、Web職に転身してフリーランスになった経験から、同じように新しいことに挑戦する40〜50代の女性を応援!AI時代を楽しむためのメディアです。

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