在宅ワークは、通勤時間がなく、自分のペースで働きやすいというメリットがあります。その一方で、在宅ワークにも向き不向きがあり、「在宅ワークは大変」「続けたくない」という声も少なくありません。
この記事では、在宅ワークに特有の落とし穴、やめたほうがいい理由を紹介します。実際に働き始める前にマイナス面も知って決めることは重要。ぜひ最後までご覧ください。
- 在宅ワークをやめた方がいい理由
- 在宅ワークに向いていない人の特徴
- 在宅ワークをやめた方がいい理由に関するよくある質問
在宅ワークをやめた方がいい理由5選
在宅ワークは誰にとっても理想的な働き方だと思われがちですが、向いていない人もいます。在宅ワークのマイナス面、やめた方がいい理由を紹介します。
- オンとオフの切り替えが難しい
- 一人作業が孤独
- クライアントや同僚とのコミュニケーションが難しい
- 集中しにくい
- 生活リズムが不規則、運動不足になりやすい
オンとオフの切り替えが難しい
在宅ワークは家で仕事をするため、オンとオフの切り替えに悩む人は少なくありません。「寝巻きのまま仕事をしていた」「夜中まで作業をしてしまう」など、仕事とプライベートの境界がない状態で生活することになりがちです。

メリハリをつけて仕事をするには、オンとオフの切り替えを意識的にしなければなりません。
たとえば、
- 通勤がなかったとしても出社時と同じように身支度をする
- 仕事を開始するとき1日のスケジュールを立てる
といった時間管理が必要になります。
生活リズムが乱れることで体調を崩したり、メリハリをつけず作業をしてストレスを感じたりする原因にもなるので、オンとオフの切り替えは在宅ワーカーが意識しておきたいポイントです。
一人作業が孤独
オフィスワークに慣れている人にとって、黙々と一人作業を行うことが苦痛になるかもしれません。在宅ワークは、基本的には一人でパソコンに向かって作業する時間が長くなります。



私自身も一人でパソコンに向かっている時間が長いのですが、気づいたときには夕方まで話さないことも。
人によっては、このような状況に耐えられず、在宅ワークがきついと感じるかもしれません。孤独だと感じる人は、同じように在宅ワークをしている仲間を探したり、人がいる場所で作業をしたりするなど、仕事がしやすい環境を探してみるのも一つです。
クライアントや同僚とのコミュニケーションが難しい
在宅ワークでは、対面で会話するのではなく、チャットを通じたやりとりやコミュニケーションが多くなります。仕事内容について、ちょっとした確認がしたい場合なども文章で伝えなければなりません。
「こんな些細なこと聞いてもいいかな?」と感じ、質問をためらう場面もあるでしょう。チャットの質問では、相手がすぐに返信できないこともあるため、作業が進められずジレンマに陥ることも。
在宅ワークでコミュニケーションを円滑にするには、
- 気づいたメッセージには絵文字だけでもすぐに返信
- 質問の意図を明確に、具体的に伝える
- 状況に合わせてビデオ会議も選択する
など、対面とは違うコミュニケーションの難しさを理解し、工夫してみましょう。
集中しにくい
在宅ワークは、家庭と仕事の両立がしやすいといったメリットがあるものの、、集中して作業がしにくいといったデメリットもあります。とくに、赤ちゃんのお世話をしながら、介護をしながらの業務は集中して作業がしにくいケースも多いようです。



人によっては、オフィスで仕事をしている方が落ち着いて作業ができると感じるかもしれません。
いずれにせよ、仕事と家庭の境界が少ないために、どちらも中途半端になってしまう可能性があり、在宅ワークのマイナス面とも言えるでしょう。
不規則な生活リズムや運動不足になりやすい
在宅ワークは、生活リズムが不規則になったり、運動不足になったりしやすく、生活習慣に注意が必要です。
自分でスケジュールが決められる自由がある反面、つい、朝寝すぎて夜遅くまで仕事をするなど、昼夜逆転生活になってしまう可能性もあります。
さらには、座りっぱなしによる腰痛、一日中家の中で過ごすことによる運動不足など。体調管理は在宅ワークをする上で重視したいポイントで、意識的に早寝早起きや運動する習慣をもつことが大切です。



在宅ワークは自己管理ができる人にとっては自由な働き方となりますが、管理される方が働きやすいと感じる人には、大変な面が目立つのかもしれません。
在宅ワークに向いていない人の特徴


在宅ワークに向いていない人の特徴は以下の4つです。
- 自己管理が苦手な人
- 人とのコミュニケーションが苦手な人
- 体調管理ができない人
- 社会人経験が浅い人
在宅ワークは、自己管理が苦手だと、一日中仕事をしてしまったり、その反対に仕事中に集中できずダラダラと過ごしてしまったり、という可能性があります。
体調管理が苦手な人も、規則正しい生活ができず体調不良や、運動不足になりやすく健康を損なう原因になります。
人とのコミュニケーションに関しては、チャットコミュニケーションは対面でのコミュニケーションに比べて、難しさを感じる場面があります。苦手意識がある人はストレスを感じるかもしれません。
また、社会人経験が浅い人も在宅ワークは向かない可能性があります。なぜなら、上司からの直接的なフィードバックが受けにくい、業務内容の確認がしにくいなどのデメリットがあるからです。
ある程度仕事に慣れてからでないと、コミュニケーション不足による問題に直面しやすく、ストレスを感じる原因となります。
在宅ワークをやめた方がいい理由に関するよくある質問


ここでは、在宅ワークをやめた方がいい理由に関するよくある質問をまとめています。在宅ワークに迷う人は合わせて確認しておきましょう。
在宅ワークの悪い点は何ですか?
在宅ワークの悪い点は、オンとオフの切り替えの難しさ、上司や取引先とのコミュニケーションの難しさ、一人作業による孤独感などがあります。人によっては、これらが原因で体調不良になることもあります。
在宅ワークが人気なのはなぜですか?
在宅ワークが人気の理由は、時間と場所に拘束されずに働ける、自分でスケジュール管理ができる、スキマ時間を有効に使える、育児・介護との両立がしやすいなどの理由があります。
在宅ワークがしやすい職業は?
在宅ワークがしやすい職業は、エンジニア、Webデザイナー、Webライター、オンライン秘書、オンライン講師、インサイドセールスなどのオンラインで完結できる仕事です。在宅ワークがしやすい職業の中には、未経験からはじめられるものや副業で収入が得やすいものも多いです。
在宅ワークをやめた方がいい理由のまとめ
在宅ワークは、仕事と家庭を両立できる理想的な働き方であると同時に、「在宅ワークが大変、きつい」と感じる人もいます。
在宅ワークをやめた方がいい理由は、
- オンとオフの切り替えが難しい
- 一人作業が孤独
- クライアントや同僚とのコミュニケーションが難しい
- 集中しにくい
- 生活リズムが不規則、運動不足になりやすい
などがあります。在宅ワークでは、自己管理が求められるため向き不向きがあると言えます。
また、一人作業による孤独感に耐えられないという人もいます。企業では、社員のコミュニケーション向上のために、フルリモートではなく出社もできる「ハイブリッド形式」を取り入れている会社も増えています。
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