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介護と仕事の両立はできる?在宅ワークが解決策になる理由【経験者にインタビュー!】

介護と仕事の両立はできる?在宅ワークが解決策になる理由【経験者インタビュー】
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「介護と仕事の両立は無理」体力の限界、時間の制約からこのように感じる人も少なくありません。

実際、介護離職をする人は毎年10万人いると言われています。なかには、やむを得ず働き方を変える人もいるでしょう。

このブログで記事を寄稿していただいているライターのはるゆさんも、親の介護をきっかけに働き方を変えています。本職で看護師をする一方、在宅でできる仕事「Webライター」にも挑戦して活動。

今回、介護によるキャリアチェンジの経験について、はるゆさんにインタビューさせていただきました。

目次

介護と仕事を両立するには?ポイント3つ

介護と仕事の両立ポイント3つ

親の介護が必要になったとき、多くの人が「介護離職」の問題に直面します。

しかし、前もって適切な準備をしておくことやと制度をうまくの活用することにより、仕事を続けながらの介護は可能です。

成功のカギは、

  • 情報収集
  • 職場との連携
  • 自分時間の確保

の3つです。

介護と仕事の両立をしたい方は、これらのポイントを意識的に取り入れることで、急な介護離職を避けやすくなります。

介護に関する制度やサービスを調べておく

介護の負担を軽減するには、利用できる制度やサービスを知ることが大切です。

  • 介護保険制度
  • 介護休業制度
  • 介護休暇制度

介護保険制度では、要介護認定を受けることで「訪問介護」や「デイサービス」「ショートステイ」などのサービスを1〜3割の自己負担で利用できます。

働く人向けには介護休業制度(最大93日)や介護休暇制度(年5日)があり、条件を満たすと給付金ももらえます。

介護全般の相談は住んでいる地域の「地域包括支援センター」にするのがおすすめ。

すぐに介護が必要でなくても無料でアドバイスをもらえ、相談しておくことで将来サービスが必要になったときに、手続きがスムーズになります。

もしものときに備えられるよう情報を早めに収集しておくと、介護と仕事の調整に余裕がもてるでしょう。

参考:厚生労働省(介護休業制度特設サイト)

職場に介護の状況を伝えておく

職場に介護の状況を伝えておくことは、仕事と両立するうえでの大切なポイントです。

家族の介護が必要になった段階で、直属の上司や人事担当者にどの程度のケアが必要かを伝え、見通しを共有しましょう。

多くの企業では「介護支援制度」が整備されており、時短勤務や在宅勤務、シフト調整などの配慮を受けられる可能性があります。

同僚にも事情を説明しておくことで、急な早退や休暇の際も理解を得やすくなります。

「迷惑をかけるかも」と躊躇せず「◯日はデイサービスが利用できないので朝は出社が遅れます」など具体的に伝えるようにしましょう。


結果的に職場の協力が得やすく、職場の混乱や自身のストレスも軽減され長期的な両立を助けてくれます。

自分の時間も確保する

介護に全力で取り組むあまり、自分自身を犠牲にしてしまうケースは少なくありません。

週に数時間でも自分だけの時間を意識的に作り、趣味や友人との時間、リラックスできる活動を続けることが介護を長続きさせるコツです。

家族や親族と介護の役割分担を話し合い、一人で抱え込まないようにしましょう。介護者向けの交流会やカウンセリングサービスを活用して、同じ立場の人々との情報交換やストレス発散の場をもつことも効果的です。

自分自身の心身を健康に保つことはは、介護と仕事の両立に大切なポイントです。

経験者にインタビュー!「在宅ワークという選択」フルタイムから時短へ

「在宅ワークという選択」フルタイムから時短へ【経験者インタビュー】

お母さんの介護がはじまり、フルタイムの看護師から時短勤務へ。在宅でできるWebライターの仕事を始めた、はるゆさんにお話を伺いました。

働き方を変えたことで、心と時間に余裕をもって介護ができるようになったとのこと。今後のキャリアプランや介護をするときの心構えについても教えていただきました。

フルタイムから時短へ変更したきっかけ

フルタイムで看護師として働きながら、介護をされていたときはどのようなスケジュールでしたか?

はるゆさん

私の場合は、日勤中心で夜勤は月1〜2回だけ行っていました。ただ、勤務先が遠く、朝は7時すぎには出かけて帰りも20時頃になっていました。
同居の母親は、軽度の認知症と診断されていたのですが、その頃は夕食の支度や洗濯など、家事を手伝ってくれていましたね。

お母様と同居で、一緒に家事もされていたんですね。

はるゆさん

ですが、だんだん物忘れが目立つようになり、薬の飲み忘れや約束事をメモに書いて貼っていても実行できなくなってしまいました。
同時に、受診の付き添いなどで仕事を休む日もでてきて、「これはちょっとまずいかな?」と思うようになりました。

時短勤務に変更したきっかけは何でしたか?

はるゆさん

実は、はじめは退職を申し出たんです。冬場の車通勤も大変でしたし、母に何かあったときに、すぐに帰れるよう近所の病院勤務を考えました。ですが、それを上司に伝えると時短勤務の提案が

提案されてどのように感じましたか?

はるゆさん

まさかそんな方法を提案してもらえるとは思ってもみなかったので、有難かったですね。

在宅ワークを始めた理由

在宅ワークを始めた理由

なぜ、在宅ワークも始めようと思われたのですか?

はるゆさん

在宅ワークに挑戦したのは、もっと介護度が高くなったときに在宅での仕事なら介護との両立も可能なのではと考えたからです。
時短勤務になり心の余裕ができたことも在宅ワークに取り組むきっかけのひとつでした。

フルタイムから時短勤務になり、実際に在宅ワークをはじめてみて良かったことはありますか?

はるゆさん

時短勤務になることで、収入は減ってしまいましたが、朝のうちに夕食の準備ができたり、早く帰れるので自分も家族も心にゆとりができたりしました。
これまで看護の仕事しか経験がなかったため、ライターの仕事は難しさもありますが、新しい世界を知ることは新鮮な体験でした。

在宅ワークはどのようなタイムスケジュールですか?

はるゆさん

朝や夕方、家事を終えてからライターの仕事をしています。
母は週3回デイサービスを利用しているため、介護から離れる時間を使って、集中して取り組むこともできています。

反対に、後悔していることはありますか?

はるゆさん

後悔していることはありません

「介護と仕事の両立」今後のキャリアプラン

今後どのようなキャリアプランを考えられていますか?

はるゆさん

今後はさらにライター業にシフトしていきたいと考えています。
来年度には病院勤務を週3回程度に減らし、空いた時間をWebライターに全力投球していきたいです。ゆくゆくはライターの仕事一本で生活していけることが理想。

介護と仕事をするうえでの不安はありますか?

はるゆさん

不安は・・・体力ですかね(笑)ライターとして収入を得るためには、お仕事をたくさん受けながら自分のスキルを磨いていく必要があります。
でも年齢を考え無理をしすぎないように気をつけることも大切だと感じています。

実体験からのアドバイスはありますか?

はるゆさん

私は医療の知識はありますが、自分の親の介護となると話は別でした。親の変化にとまどうことや、社会制度に無知なことを実感しました。
介護のゴールは見えないもの。
今後も社会資源を活用しながら、もしものときに素早く対応できるように、常にアンテナを張っておけるといいと思います。

介護と仕事の両立に悩む方へのメッセージをお願いします!

はるゆさん

50代になって、まさか自分がWebライターの道に飛び込むとは思ってもみませんでしたが、どんなことがあっても、自分の人生を楽しむ気持ちは大事にしたいと強く思います。自分を大切にしなければ介護も続けられませんから。

ありがとうございました。
介護と仕事の両立を目指して新しい働き方をはじめた、はるゆさん。「自分の人生を楽しむ気持ちを大切に」というメッセージが印象的でした。

はるゆさん

ありがとうございました。

「在宅ワーク」で介護と仕事が両立しやすくなる理由

在宅ワークでは、通勤時間の短縮や時間拘束が少なくなることから、介護と仕事が両立しやすくなります。その理由を具体的に紹介します。

時間が有効活用できる

在宅ワークの最大のメリットは、通勤時間がゼロになることです。往復で1〜2時間かかっていた通勤時間を、介護の時間として活用できます。

たとえば、朝の身支度のサポートや服薬確認、夕方の見守りなど。実際の介護の時間は想像以上にかかってしまいます。

朝の慌ただしい時間であっても、家族の世話をしたあと仕事を始められるのは、大きな安心材料となるでしょう。仮に親と同居していなくても、昼間に様子を見に行ったり、簡単な家事を済ませたりすることも可能になります。

ちょっとしたスキマ時間を有効活用できます。

急なトラブルにも対応しやすい

介護では予期せぬ事態が起こることが多く、病院への急な付き添いや体調不良への対応が必要になる場合があります。

在宅ワークなら、そうした緊急事態にも迅速に対応が可能になります。

たとえば、オンライン会議の合間に様子を確認することや、仕事の手を一時的に止めて対応した後、再び作業に戻ることもできるでしょう。

職場にいる場合と異なり、「早退」や「中抜け」のような手続きが不要なため、よりスムーズに介護と仕事を切り替えられます。

自分のペースで仕事が進められる

在宅ワークは、自分のペースで仕事を進められるため、介護とのバランスが調整しやすくなります。

一例として、介護で疲れた日は無理をせず、調子の良い日に集中して作業することが可能です。また、親の体調に合わせて、業務量を調整することもできます。

介護と仕事を両立させるためには、ストレスを減らすことがとても重要なポイントです。自分のペースで仕事が進められることは、在宅ワークに変更する大きなメリットと言えます。

未経験から始めやすい「在宅ワーク」3選

未経験から始めやすい在宅ワーク

ここでは、未経験から始めやすい「在宅ワーク」を3つ紹介します。

Webライター

特別な資格や経験がなくても始められるのがWebライターの大きな魅力です。クラウドワークスやランサーズといったプラットフォームを使って、ブログ記事やコラム、商品紹介文などの執筆を行います。

最初こそ文字単価0.5円〜2円程度と収入は少ないですが、実績を積むことで単価アップも十分狙えるでしょう。自分の得意分野や興味のあるジャンルからスタートできるので、文章を書くことが好きな方にはとくにおすすめな在宅ワークといえます。

パソコンとインターネット環境があれば今すぐにでも始められ、継続することでスキルアップと収入アップの両方が期待できます。

Webライターの仕事についてはこちらで詳しくご覧いただけます

https://reskill-navi.com/webwriter-work-from-home/

事務系・バックオフィス業務

事務の経験を活かせる在宅ワークは多く、データ入力や経理代行などがあります。

働き方もさまざまで、企業の正社員としてリモート勤務するケースもあれば、業務委託として複数の企業から仕事を受けるスタイルも。

そのなかでも、最近注目されているのが「オンライン秘書」です。経営者や個人事業主のスケジュール管理、メール対応や資料作成、リサーチ業務など幅広いバックオフィス業務を遠隔で支える仕事です。

ExcelやWordなどの基本的なオフィスソフトが使えれば応募可能な案件も多く、時給はおおむね1,000円〜1,500円ほどが相場。定期的な業務が中心なので、収入が安定しやすいといった魅力があります。

介護や子育てとの両立に配慮し、勤務時間を調整しやすい企業も増えてきました。事務職の経験があれば即戦力として活躍できます。

物販(せどり・ハンドメイド出品)

身の回りの不用品を売ることから始められる「せどり」や、趣味を活かしたハンドメイド作品の販売は、在宅ワークの中でも人気のある選択肢です。

せどりは、リサイクルショップや家電量販店、海外からの輸入などで安く商品を仕入れ、メルカリやAmazonで販売して利益を得ます。一方ハンドメイドは、アクセサリーや小物、洋服などを手作りしてminneやCreemaといった専門サイトで販売する方法があります。

どちらも自分のペースで作業できるのが魅力です。軌道にのると外注化もしやすいため、介護との両立もしやすい在宅ワークと言えるでしょう。

売上は、商品や取り組み方によって変わりますが、月に数万円から数十万円の収入を得られる人もめずらしくありません。ただし、仕入れが発生するビジネススタイルなので、収入の増加にともなう仕入れ資金が必要になります。

はじめは少額からスタートして、売上が得られるようになってから本格的に売買するのがおすすめです。

まとめ

介護と仕事の両立には、飛び越えるハードルがいくつかありますが、ポイントを抑えて臨むことで可能になります。

両立するためには、

  • 十分な情報収集
  • 職場との連携
  • 時間の確保

を意識することが大切です。

介護と仕事を両立するための選択肢の一つとして、「在宅ワーク」があります。

今回、インタビューさせていただいた、はるゆさんによると、在宅ワークの魅力は以下の通りです。

  • 時間の有効活用
  • 急なトラブル対応
  • 都合に合わせた時間管理

在宅ワークでは、これまでかかっていた通勤時間がなくなることや、作業の合間での介護、予定にあわせて働く時間を調整できることが可能です。

介護と仕事を両立させるには、これまでの働き方を見直す必要があるケースも多々あります。将来を見据えた選択肢の一つとして、「在宅ワーク」を始めてみるのもいいでしょう。

在宅ワークについて詳しくはこちらの記事で紹介しています

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この記事を書いた人

看護師 × ライター。35年の看護経験から、医療分野での記事執筆が得意です。母の介護をきっかけに、本職をフルタイム勤務から時短勤務にして、Webライターの活動を広げています。「わかりやすい文章」を追求し、自身のブログも運営中。

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